ハマムの入り方

トルコでハマムに入る為に日本で情報を集めた筆者ですが、とても役に立つ情報はありませんでした。女性向けの高級ラグジュアリーハマムの紹介などでは役に立ちません。男性がトルコで庶民が普通に気軽に入れてリフレッシュできるハマムの入り方などの情報は出てきません。現地のガイドさんに色々教えてもらっても、まだ、ハマムの中ではモタモタしたので、スムーズにスマートにハマムを楽しむための手助けになれば幸いです。
あと、ハマムはみんなが裸です。なのでハマム内は写真は撮影しませんでした。
値段の相場はどのぐらい?チップは必要なのか?チップ渡すときのタイミングは?どこで裸になるの?タオルは?バスタオルは?シャンプー石鹸は?など必要な情報は箇条書きを下まで読んでいただけたら、解決すると思います。

トルコではイスタンブールで計3泊しましたが、残念ながらイスタンブールではハマムに入れませんでした。トルコのサフランボルの世界遺産の旧市街で、ハマム自体も世界遺産で歴史的な建物に入ってきて経験したことを記します。ガイドさんの話では、イスタンブールも同じと言ってたので、イスタンブールで考えている人にも参考にはなると思います。

「ハマムの入り方」です。トルコのハマムの全てに言えるわけではないので、あくまで、筆者がサフランボルのハマムで体験して、役に立つかもしれないと思ったことです。ただし、この記事の経験は2019.04の経験です。トルコは現在、インフレ真っ最中なので、チップや入浴料など相場が変わることを考慮してください。

1、コースと料金を払う。
ここでは、当時、セルフが45TLで、全身の泡洗い付きで82TLでした。
日本のスーパー銭湯とトルコの物価を考えると結構、高いかもって感じました。
2、靴を脱ぎサンダルに履き替える。
これ、驚きました。サンダルに履きかえ靴箱に靴をしまい、扉を閉めようとすると怒られます。
お客さんが居るかの確認に使うみたいで、扉は明けたままにします。
3、脱衣用の個室に通されます。
ロッカーなどはありません。なぜか、ベットがあります。少し休む用かな。ここで服を脱ぎ、バスタオルより更に大きいガーゼ生地の厚い布を腰に巻きます。この個室には鍵が付いてます。
4、まずは、サウナで体を温めます。
脱衣用の個室から鍵をしっかりかけ、中央のフロアーを抜け、1つ目の扉をめくる。この扉が休憩場と風呂場との境界です。
ここからは、床面が大理石になってます。扉を抜けて、直ぐにまた、もう一枚、扉があります。扉と扉の間が、ハマム上がりに軽く水を切る場所になります。また、この空間の一番端に、トイレもあります。
さあ、2つ目の扉を開けると、蜂の巣のようなハニカム構造になってます。一番扉から遠く、木のドアがあるところが、サウナです。まずは、サウナで体を温めましょう。大体五分ぐらい。
5、マッサージされるとこに案内される。
サウナで体を温めてると、マッサージと泡洗いの順番がきます。するとサウナまで呼びに来てくれます。
あとは、大理石の台みたいなとこで、うつ伏せになったらスタートです。マッサージされる前に、自分を担当してくれる人にチップを渡しましょう。ドルはダメみたいです。トルコリラが良いとガイドさんに教えてもらいました。10TLが相場のようです。
マッサージと泡洗いには、洗髪まで含まれます。シャンプーの心配はいりません。
筆者は、この時、同じホテルに宿泊していた人で同じくシャワーで悩んでた方とハマムに行きました。「もう一人の人が終わるまで、君はここで座ってまっててね。」と英語で言われました。ハマムのセンターは六角形か八角形の台みたいなところがあり、それの下が床暖房のように暖かくなってます。
6、巨大腰巻の交換
イスラームでは裸はタブーです。1つ目の扉の横に、綺麗な色違いの腰巻があります。一度、そこで新しい巨大腰巻を取ってから、扉と扉の間で巨大腰巻を交換します。扉と扉の間にはバケツのような籠のようなものがあります。ここに濡れた巨大腰巻を入れます。身体を拭く必要はありません。
7、身体も拭いてもらえる。
1つ目の扉を出ると目の前にイスがあります。そのイスに腰かけると髪の毛も背中も係りの人に拭いてもらえます。頭にタオルを巻かれ、方にはバスタオルを掛けてくれます。中央のフロアーは休憩スペースになっているので、ここで十分に身体が乾くまでゆっくりできます。ここにはドライヤーもありますので、必要な人は聞くと良いでしょう。また、日本の銭湯と同じで、ここでチャイや水、ジュースなども飲めます。料金はリーズナブルです。
8、個室の脱衣所で着替える。
この時に、鍵を返すのを忘れることがあるので、鍵を渡すの忘れないようにしましょう。
ハマムの写真を撮りたかったのですが、みんなが裸になるので、そこはデリケートな問題です。ハマムに行く時に大人しく諦めて、貴重品であるカメラも部屋に置いて、出かけました。
ハマムを満喫してホテルの部屋に帰って気が付きました。ハマムの脱衣用の個室の鍵を持ってきてしまった。鍵を返しに、もう一度ハマムに戻ることになりましたが、この時に夜景を撮影しようとカメラを持って出かけることができました。